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BLOG 不動産研修 賃貸実務 安川 亮介

2026/02/24

賃貸仲介の基礎から成約率を高める営業方法まで徹底解説賃貸研修/不動産エージェント研修

不動産エージェントとして仕事をしていくのであれば、売買だけではなく、まずは賃貸仲介の実務をしっかり理解しておくことをおすすめします。

賃貸仲介は決して簡単な仕事ではありません。

ただ、売買仲介と比較すると案件数も多く、知人や友人から紹介をもらいやすいため、不動産業界未経験の方でも実務経験を積みやすい分野です。

そして、

  • お客様へのヒアリング
  • 物件提案
  • 管理会社とのやり取り
  • 内見
  • 申込み
  • 入居審査
  • 契約
  • 鍵渡し

という一連の仕事には、不動産エージェントとして必要な営業・実務の基礎がほぼ全部入っています。

今回は、Revoで行っている「不動産エージェント育成プロジェクト」の賃貸仲介研修をもとに、賃貸営業の基本から、成約率を高めるための考え方までまとめます。

不動産エージェントとしてこれから活動したい方、不動産営業を始めたばかりの方は、ぜひ参考にしてください。

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1.賃貸仲介は「不動産エージェントの基礎」

不動産エージェントは、最終的には賃貸・売買・投資・管理など、さまざまな不動産の相談に対応できるようになってほしいと思っています。

その中でも、未経験の方が最初に経験する仕事として賃貸仲介は非常に勉強になります。

賃貸仲介の基本的な流れは、

お問い合わせ
↓
ヒアリング
↓
物件検索・物件提案
↓
管理会社への確認
↓
内見
↓
申込み
↓
入居審査
↓
契約
↓
鍵渡し

という流れです。

まずは自分自身が、この入口からゴールまでの全体像を理解してください。

そして、もう一つ大事なのが、

お客様にも最初に全体の流れを説明すること

です。

2.最初に「部屋探しの全体像」をお客様に説明する

我々からすると、賃貸物件を借りるまでの流れは当たり前かもしれません。

でも、お客様は違います。

初めて一人暮らしをする方もいますし、数年ぶりに引っ越しをする方もいます。

そのため、

「今日物件を見たら、来週くらいには住めますよね?」

と思っている方もいます。

しかし実際には、

  • まだ前の入居者が住んでいる
  • 退去を待つ
  • 原状回復をする
  • 入居審査をする
  • 契約をする

などの工程があります。

この全体像を説明しないまま進めると、

「そんなに時間がかかると思わなかった」

「もっと早く引っ越せると思っていた」

というトラブルになります。

だから、最初に、

「お問い合わせからご入居まで、大体こういう流れで進みます」

というスケジュール感を説明してあげることが大切です。

3.賃貸営業の成約率を左右するのは「ヒアリング」

賃貸営業というと、

「物件をたくさん探せる人が強い」

と思われがちです。

もちろん物件を探す力も必要です。

でも僕は、成約率を上げるためにはヒアリングがものすごく大事だと思っています。

主に確認してほしいのは、

  • 引っ越しの理由・時期
  • 予算
  • 希望エリア・駅
  • 間取り・広さ
  • アパート・マンションなどの種別
  • 設備条件
  • 条件の優先順位
  • 審査に関する情報

などです。

細かく言えば、まだまだあります。

そして、お客様の希望を全部100%叶える物件は、なかなかありません。

最初から、

「何を妥協できますか?」

と聞く必要はありませんが、ヒアリングや物件提案をしながら、最終的には条件の優先順位を決めていく必要があります。

4.「なぜ引っ越すのか」を必ず聞く

これは賃貸だけではありません。

家を買うお客様なら、

「なぜ家を買うんですか?」

売却のお客様なら、

「なぜ売るんですか?」

を必ず聞いてほしいです。

賃貸なら、

「今回、なぜお引っ越しされるんですか?」

です。

引っ越し理由には、

  • 転勤
  • 転職
  • 進学
  • 就職
  • 結婚
  • 同棲
  • 離婚
  • 家族構成の変化
  • 今の家が狭い
  • 古い
  • 騒音
  • 家賃の問題

などがあります。

理由が分かれば、その人に合った提案ができます。

また、理由によっては営業方法そのものを変えなければならないこともあります。

例えば離婚や別居で、配偶者にはまだ知られたくないというケース。

そんな時に、

電話をガンガンする。

自宅へ資料を送る。

ポストに資料を入れる。

そんなことをしたら困りますよね。

だからこそ、表面的な希望条件だけではなく、お客様がどういう状況なのかまで理解することが重要です。

5.聞きづらい質問は「当てに行く」

ただ、

「なんで引っ越すんですか?」

といきなりストレートに聞くと、答えづらい方もいます。

僕がよく使うのは、

「ちなみに今回は転勤とかですか?」

という聞き方です。

YES・NOで答えられる質問です。

「転勤ですか?」

「今より500万円くらい年収あります?」

「アパートでも大丈夫ですか?」

「敷地内駐車場がなくても、良い物件ならご紹介して大丈夫ですか?」

こうやって、少しクイズ形式みたいに当てに行った方が、お客様は答えやすかったりします。

一から全部説明してもらうより、こちらから選択肢を出した方が会話が進みやすいことがあります。

これも不動産営業のヒアリングテクニックの一つです。

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6.引っ越し時期の確認は、成約率を上げるためにものすごく大事

引っ越し理由を聞いたら、次に必ず確認してほしいのが、

「いつ引っ越したいのか」

です。

これはめちゃくちゃ大事です。

お客様の中には、

「今SUUMOに載っているんだから、すぐ内見して、2週間後くらいには住める」

と思っている方もいます。

でも、新着物件はまだ入居中で、退去前のケースも多いです。

例えば、

4月1日に募集開始
4月30日に退去
そこから原状回復
5月中旬以降に入居

ということもあります。

原状回復も必ず3週間で終わるわけではありません。

退去した後に部屋を開けてみたら、

「クロスだけでいい」

という場合もあれば、

「床まで張り替えないといけない」

ということもあります。

繁忙期なら、そもそも職人さんが捕まらないケースもあります。

ですから、

「1か月以内に絶対引っ越したい」

という方の場合は、基本的には現在空室の物件を中心に探すことになります。

7.賃貸営業で最初にぶつかる壁「内見できない物件」

不動産エージェントが賃貸仲介を始めて、一番つまずきやすいところの一つが、

内見せずに物件が決まること

です。

ここはお客様だけでなく、エージェント自身も理解していないことがあります。

例えば人気物件の場合、

退去が1か月後。

まだ前の入居者が住んでいる。

もちろん内見できない。

でも、すでに申込みが入っている。

普通にあります。

8.人気物件を「コンサートのチケット」に例えて説明する

僕はお客様に説明するとき、よく例え話をします。

例えば人気アーティストのコンサート。

福岡ドームまで当日行って、

「一回リハーサルを見せてもらって、良さそうだったらチケット買います」

なんてできないですよね。

人気のチケットだったら、発売された瞬間にみんな取りに行きます。

ホークスのクライマックスシリーズのチケットだってそうです。

当日行って、

「席見てから買います」

では間に合わない。

賃貸物件も似ています。

条件の良い人気物件は、

「中を見られるようになったら考えよう」では、残っていない場合がある。

そういう市場なんですよ、ということをお客様に説明します。

9.ただし「内見しない方がいい」と言っているわけではない

ここは絶対に勘違いしないでください。

僕は、

物件は絶対に見た方がいい

と思っています。

見られるなら見せた方がいいです。

当たり前です。

お客様だって、見られるなら見て決めたい。

ただ、現実として、

人気物件の場合、見られるようになるまで待っていたら他の人に決まってしまうケースがある。

その現実を、お客様に最初から説明してくださいということです。

エージェント側から、

「もう見ないで決めましょう!」

と押すのは違います。

後でクレームになります。

市場の状況を説明して、お客様自身から、

「じゃあ、この物件なら見ずに申込みたいです」

と言っていただく状態がいいと思います。

そしてその場合も、

「本当に大丈夫ですか?」

と一度確認するくらいでいいです。

お客様本人が理解して、自分で判断することが大事です。

10.この説明は「最初」にやる

ここが大事です。

良い物件が見つかってから突然、

「人気物件なので、見ないで決めないといけませんよ」

と言っても、

お客様からすると、

「急に契約させようとしてない?」

となります。

だから、

入口で説明しておく。

「福岡の賃貸市場って、こういうスピード感なんですよ」

「人気物件は退去前に申込みが入ることがあります」

「もちろん見られるなら見た方がいいんですが、見られるまで残っていないことがあります」

これを最初に話しておく。

そして実際にお客様が、

「これ内見したいです」

「まだ退去前なので見られません」

「じゃあ待ちます」

となって、1週間後、

「この前の物件どうなりました?」

「もう申込み入ってます」

という経験を何度かすると、

「あ、本当に早いんだ」

と分かってくれます。

この市場のスピード感を理解してもらうことが、僕は賃貸の成約率を高めるうえでかなり大事だと思っています。

11.「とりあえず申込み」はやらない

だからといって、

「人気なんで、とりあえず申込み入れましょう」

とやるのも違います。

お客様の意思が固まっていないのに申込みを入れて、

その後、

「やっぱりやめます」

となれば、管理会社にもオーナーにも迷惑がかかります。

申込みが入ったら募集を止めることもあります。

その期間、他のお客様を断っていたかもしれません。

オーナーさんは家賃が入らない一方、ローンの支払いはあります。

だから、

本当にある程度気持ちが固まってから申込みをする。

スピードは大事ですが、「とりあえず」は違います。

12.SUUMOに掲載されている物件がすでに決まっている理由

お客様から、

「SUUMOに載っているのに、なんでないんですか?」

と言われることがあります。

ここも、不動産エージェントなら裏側を説明できるようになってください。

まず物件を管理している管理会社があります。

空室予定が出たら、

管理会社が募集条件を確認して、業者向けのシステムなどに物件情報を出していきます。

そこから仲介会社が情報を取得して、

SUUMOなどのポータルサイトへ掲載します。

でも、情報はすべてリアルタイムで一瞬で更新されるわけではありません。

タイムラグがあります。

さらに、1社で何百件も物件を掲載している会社の場合、

1件決まるたびに即座にすべての広告を削除するのは難しいです。

定期的に空室確認や広告のメンテナンスをしている会社もあります。

もちろん、意図的に終了物件を残しているケースもあると思います。

ただ、全部が全部そうではなく、

不動産情報が流通する仕組み上、どうしてもタイムラグが発生する

ということです。

13.良い不動産エージェントは「SUUMOに出る前」から探している

お客様がSUUMOで物件を見つける頃には、その物件をすでに知っている営業マンがいます。

既存のお客様から希望条件を聞いて、

「この条件で出たら紹介しよう」

と張っているわけです。

管理会社の業者向けサイトに新着が出る。

↓

すでに条件を聞いているお客様へLINEする。

↓

お客様が申込みする。

↓

その後SUUMOへ掲載される。

こういうケースもあります。

だから、

ポータルサイトに出た物件をお客様と一緒に眺めるだけでは、エージェントとしての価値は弱い。

先に希望条件を聞いて、自分がお客様の代わりに物件を探しておく。

これが大事です。

14.夜に物件情報が出たらどうするか

僕の場合、お客様に最初に、

「良い物件が出たら、夜9時や10時くらいにLINEすることがあるかもしれませんが大丈夫ですか?」

と確認することがあります。

もちろん、嫌だというお客様に送ってはいけません。

でも、事情を説明すると、

「全然大丈夫です」

「むしろお願いします」

と言ってくれる方もいます。

普通の不動産会社が営業時間を終えている時間でも、不動産エージェントであれば自分の判断で動けます。

これはエージェントという働き方の強みの一つだと思います。

ただし、何時でも営業電話をしていいという話ではありません。

あくまで、お客様に確認したうえで、良い情報をいち早く届けるという話です。

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15.予算は「家賃」ではなく「毎月の総額」で聞く

次に、予算です。

「家賃いくらまでですか?」

だけでは足りません。

賃貸住宅では、

  • 家賃
  • 共益費・管理費
  • 駐車場代
  • その他月額費用

などがかかります。

だから、

「毎月トータルでいくらまでですか?」

という聞き方が大切です。

例えば博多駅周辺で、

「駐車場込みで8万円」

と言われても、駐車場だけで2万円程度かかるのであれば、部屋自体は5万円台くらいで探さなければならないかもしれません。

そうするとお客様も、

「8万円出せば、もっといい部屋に住めると思っていた」

ということに気づきます。

ここから、

「じゃあエリアを変えますか?」

「駐車場を近隣で探しますか?」

「家賃上限を少し上げますか?」

と条件を整理していきます。

16.初期費用も早めに説明する

初期費用についても、

「いくらがいいですか?」

と聞けば、お客様は当然、

「安い方がいい」

と言います。

目安としては、物件によりますが、家賃の4〜5か月分程度になるケースもあります。

特に福岡の人気のファミリー物件では、礼金が高いケースもあります。

なぜ礼金が高いのか。

大家さんが強気に設定できるくらい需要がある、つまり人気があるという見方もできます。

逆に、

「初期費用10万円以下」

「仲介手数料無料」

のような物件もあります。

ただ、

なぜそこまで安くできるのか?

という裏側も考えないといけません。

17.「安い物件」と「良い物件」は同じではない

もちろん、安い物件が悪いと言っているわけではありません。

予算が決まっているなら、その中で探せばいいです。

ただ、

安さだけに条件を振り切ると、何かしら他の条件に影響する可能性がある

ということは理解しておく必要があります。

家賃。

築年数。

立地。

設備。

広さ。

周辺環境。

入居条件。

全部良くて、全部安いという物件はなかなかありません。

だからお客様に、

「とにかく安い方がいいですか?」

「それとも、ある程度良い物件に住みたいですか?」

という話をしながら、優先順位を整理していきます。

18.仲介手数料を「無料にして」と言われたら

最近はネットで、

「仲介手数料無料」

という不動産会社も増えています。

だから、

「仲介手数料安くできませんか?」

と言われることもあります。

その時にいきなり、

「うちは絶対安くしません」

とだけ言えば、

「じゃあ他に行きます」

となるかもしれません。

僕だったら、

「0円にできる場合もあります。ただし……」

と説明します。

賃貸物件によっては、オーナー・管理会社側からADと呼ばれる広告料が出る物件があります。

その広告料がある物件であれば、場合によってはお客様側の仲介手数料を値引きできることもあります。

ただ、ADが多く設定されている物件というのは、

そこまでしないと入居者が決まりづらい物件である可能性もある

ということです。

反対に、放っておいても決まる人気物件は、ADが出ないこともあります。

だから、

「仲介手数料0円にすること」

だけを最優先するのか、

「条件の良い物件を幅広く探すこと」

を優先するのか。

そこをお客様と相談します。

しっかり仕事をして、密に対応していれば、

「これだけやってもらったから、ちゃんと払います」

と言っていただけるケースもあります。

変に最初から安売りする必要はないと思っています。

19.アパートとマンションの違いを説明する

ヒアリングでは、

「ちなみに、アパートでも大丈夫ですか?」

と聞くことがあります。

アパートは木造や軽量鉄骨が多く、マンションはRC造などが多い。

一般的にはアパートの方が、

  • 家賃を抑えやすい
  • 同じ家賃なら広くなりやすい

という傾向があります。

一方でマンションは、

  • オートロックなどが付いているケースが多い
  • セキュリティ面で安心感がある
  • 音が比較的伝わりにくい
  • 大通り沿いなど利便性の高い立地にも建っている

という傾向があります。

どちらが正解という話ではありません。

お客様が何を重視するか

です。

広さと家賃ならアパート。

セキュリティや立地を重視するならマンション。

そういう提案をしていきます。

20.「RCだから音は聞こえません」と言わない

ここも不動産営業では重要です。

「RCなので絶対静かですよ」

とは言わないでください。

RCでも音はします。

正しくは、

「木造に比べると、比較的音は伝わりにくい傾向があります」

くらいです。

インターネットも同じです。

「この物件、ネットめちゃくちゃ速いですよ」

と言わない。

「速い」「遅い」は人によって違います。

オンラインゲームをする人。

在宅ワークで毎日オンライン会議をする人。

YouTubeを見るくらいの人。

全員求めるレベルが違います。

だから、

分かる事実を伝える。分からないことを断定しない。

これは賃貸でも売買でも重要です。

21.駐車場は「車種」まで確認する

車を持っているお客様なら、

「駐車場1台」

だけでは不十分です。

必ず、

  • 台数
  • 車種

を確認してください。

機械式駐車場なら、車が入らないケースがあります。

また都心部になるほど、敷地内駐車場は少なくなります。

例えば20戸のマンションに駐車場が3台しかなければ、

「絶対に敷地内駐車場」

という条件だけで、一気に物件数が減ります。

近隣月極ならいいと言われても、都心部は近隣月極自体がなかなかありません。

その場合、

「最初は近隣のコインパーキングなどを使って、月極が空いたら移る方法でもいいですか?」

という提案もできます。

僕自身、会社の駐車場でも最初は近隣のパーキングを使いながら、空きが出るのを待っていたことがあります。

だから、

「敷地内が空いていなくても、良い物件だったら紹介していいですか?」

と聞いてみる。

ここでもYES・NOで聞けます。

22.ペット可物件はさらに細かく聞く

「ペットを飼っています」

と言われたら、

  • 犬か猫か
  • 犬種
  • 大きさ
  • 何匹か

まで聞いてください。

ペット可でも、

「小型犬のみ」

「猫1匹まで」

など、条件があります。

大型犬や多頭飼いになると、かなり選択肢が少なくなる場合があります。

僕の場合、ペットを飼っている方には、

「ちなみに名前なんですか?」

と聞くこともありました。

猫の名前が「タマちゃん」だったら、

「タマちゃんのためにも頑張って探しましょう」

みたいな。

お客様はずっと物件を探して疲れていることもあります。

条件だけ聞くのではなく、お客様やペットに関心を持つ。

そういうところも営業だと思います。

23.ヒアリングシートを活用する

聞くことがたくさんあるので、Revoではヒアリングシートを用意しています。

来店されたらまず書いていただいて、その内容を見ながらさらに深掘りしていく。

LINEでヒアリングする場合も、

「時期いつですか?」

返信。

「予算いくらですか?」

返信。

「アパートでもいいですか?」

返信。

と一個ずつ聞くと、ものすごく時間がかかります。

ある程度、

必要な質問をまとめて送る

方がいいです。

聞き漏れも減りますし、LINEのラリーも減ります。

24.物件検索は一つのサイトだけで終わらせない

ヒアリングが終わったら、物件を探します。

不動産会社には業者間で使える物件検索システムがあります。

さらに、管理会社が直接運営している業者向けサイトなどもあります。

重要なのは、

一つの検索サイトだけ見て「物件ありません」で終わらないこと。

Aというサイトには載せていない。

でも管理会社のサイトには載っている。

別の業者間サイトだけ更新している。

ということもあります。

どこにどんな情報が出るのか。

どこの管理会社がどのエリアに強いのか。

こういう知識は、実務をやっていく中で少しずつ増やしていけばいいです。

25.管理会社への確認は必ず行う

物件を見つけたら、管理会社へ連絡します。

例えば、

  • まだ紹介できるか
  • 申込みは入っていないか
  • 何番手まで入っているか
  • 家賃・共益費
  • 初期費用
  • 入居可能時期
  • 内見できるか
  • 鍵はどこにあるか
  • 審査条件
  • 保証会社

などを確認します。

管理会社が掲載している情報が、100%正しいとは限りません。

相手も人間です。

何百件も管理している担当者もいますし、入社したばかりの担当者だっている。

だから、

「書いてあるから正しいだろう」で終わらない。

疑問があれば聞く。

これが大事です。

26.管理会社に電話することも立派な営業

管理会社への電話を怖がる人もいます。

でも、分からなければ聞けばいいです。

明るく、ハキハキ話す。

「今ご紹介大丈夫ですか?」

「申込み入っていますか?」

「もし入っていたら審査はどの段階ですか?」

など、必要なことを確認してください。

すでに1番手が入っていても、

まだ審査前なのか。

審査承認まで進んでいるのか。

温度感によっては2番手で入れる意味があるかもしれません。

管理会社とのやり取りも含めて、不動産エージェントの仕事です。

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27.内見方法は管理会社に確認する

内見方法も物件によって違います。

大きく分けると、

  • 管理会社が現地に同行する
  • 管理会社へ鍵を取りに行く
  • 現地のキーボックスやスマートロックを使う

などがあります。

高級物件などでは管理会社が同行するケースもあります。

一般的な賃貸では、現地キーボックスが多いです。

最近ではスマートロックを使う物件もあります。

案内当日になって、

「鍵どこですか?」

と慌てないように、事前に確認しておきましょう。

28.内見前の準備も大事

内見時に持っていくものとして、

  • スリッパ
  • メジャー
  • 間取り図
  • 名刺
  • 会社案内
  • 筆記用具
  • バインダー
  • スマートフォン

などがあります。

メジャーは家具や家電が入るか測る時に使います。

夏なら、お茶やハンディファン。

冬なら寒さ対策。

そういうちょっとした気遣いも、お客様には喜ばれます。

29.掲載情報ではなく「現地が正しい」

内見では、

  • 室内設備
  • 日当たり
  • 風通し
  • 水回り
  • 共用部分
  • 周辺環境

などを確認します。

掲載されている写真が、違う号室の写真ということもあります。

昔撮影した写真の場合もあります。

最終的には、

現況優先

です。

だから、実際に現地を確認してください。

可能であれば、お客様との内見より先に一度物件を見ておく。

そこで気になることがあれば管理会社へ確認しておく。

その方がスムーズです。

30.申込み後は放置しない

入居申込みを出したら終わりではありません。

保証会社。

管理会社。

場合によってはオーナー。

それぞれの審査があります。

審査には数日かかる場合があります。

そこで、

申込みを出したまま放置しない。

管理会社へ、

「審査どうなっていますか?」

と随時確認する。

追加書類が必要になることもあります。

そしてお客様にも、

「現在こういう状況です」

と共有する。

申込みした側は不安です。

何日も何も連絡がなければ、

「大丈夫なのかな?」

「別の物件探そうかな?」

となります。

申込み後のフォローも大切な営業です。

31.審査が通ったら契約・鍵渡し

審査承認後は、

  • 入居日の確定
  • 契約内容の確認
  • 重要事項説明
  • 契約
  • 初期費用の入金
  • 鍵渡し

という流れになります。

賃貸の場合、契約書や重要事項説明書は管理会社側で作成するケースが多いです。

だからといって、

管理会社が作ったから、そのまま説明すればいい

ではありません。

仲介会社にも責任があります。

宅建士にも責任があります。

特に、

  • 物件情報
  • 設備
  • 契約期間
  • 禁止事項
  • 事務所利用
  • ペット
  • 退去時の条件
  • 特約

などはしっかり確認してください。

32.賃貸仲介は不動産エージェントの良いトレーニングになる

賃貸仲介で学ぶことは、売買にもそのまま活きます。

例えば、

「なぜ引っ越すんですか?」

と聞く力は、

「なぜ買うんですか?」

「なぜ売るんですか?」

につながります。

予算を聞く力。

希望条件を整理する力。

条件の優先順位をつける力。

不動産会社同士で確認・調整する力。

内見・案内する力。

契約内容を確認する力。

全部、売買でも必要です。

だから、これから不動産エージェントとして仕事をするのであれば、

まず賃貸仲介をしっかり勉強する。

これはすごく良い経験になると思います。

33.物件を紹介するだけなら、不動産エージェントはいらない

今のお客様は、自分でSUUMOなどを見られます。

つまり、

ポータルサイトに載っている物件を、そのままお客様へ送るだけ

なら、エージェントがいる意味はあまりありません。

不動産エージェントに求められるのは、

  • お客様の本当の希望を聞く
  • 引っ越し理由を理解する
  • 市場の現実を伝える
  • 条件を整理する
  • 最新の物件情報を探す
  • 管理会社へ確認する
  • お客様が判断できる材料を出す
  • 契約までフォローする

という仕事です。

ただ物件を紹介する人ではなく、

「この人に部屋探しを任せよう」と思ってもらえる人になる。

それが不動産エージェントだと思っています。

まとめ|不動産エージェントは「実務」と「営業」を両方学ぶ

賃貸仲介で大切なのは、物件をたくさん覚えることだけではありません。

大事なのは、

  • お客様に最初に全体像を説明する
  • 引っ越し理由を聞く
  • 引っ越し時期を確認する
  • 市場のスピード感を伝える
  • 人気物件が内見前に決まる理由を説明する
  • 予算を総額で確認する
  • 初期費用を説明する
  • 条件に優先順位をつける
  • 管理会社へ最新情報を確認する
  • 安易に申込みを入れない
  • 内見では現況を確認する
  • 審査中も放置しない
  • 契約内容まで自分自身で確認する

こういった基本を一つずつできるようになることです。

不動産営業は、

お客様から言われた条件で物件を検索するだけの仕事ではありません。

お客様が分からないことを説明する。

市場の状況を伝える。

条件を整理する。

お客様より先に動く。

そして、入居までしっかりサポートする。

これが不動産エージェントの仕事です。

不動産業界未経験の方も、まずは一件、一件、賃貸仲介の実務を経験してみてください。

その積み重ねが、売買仲介や不動産投資など、次の仕事にも必ずつながっていきます。

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