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BLOG 不動産ガイド 不動産を買う 安川 亮介

2026/09/13

戸建てとマンション、どっちがいい?メリット・デメリットを不動産エージェント目線で比較

家を買おうと思ったとき、「戸建てとマンション、結局どっちがいいんですか?」という質問をかなり受けます。

結論から言うと、これは本当に好みです。ただ、僕個人の感覚でいうと、車を2台以上持っているなら、戸建てはかなり有力だと思っています。逆に、立地や管理のしやすさ、将来の売りやすさを重視するなら、マンションの方が合う人もいます。

今回は、不動産エージェントとして実際に物件を見てきた中で感じる、戸建てとマンションそれぞれのメリット・デメリットを整理します。

先に僕の考え
車2台以上、庭が欲しい、大型犬を飼いたい、音をあまり気にせず暮らしたいなら戸建て。駅近や立地、管理のしやすさ、将来の売却・賃貸まで考えるならマンションが候補になりやすいです。

戸建てとマンションは「どちらが上」ではない

まず前提として、戸建てとマンションに絶対的な優劣はありません。

同じ予算でも、どこに住むのか、車を何台持つのか、子どもがいるのか、ペットを飼うのか、通勤を優先するのかで答えは変わります。

僕自身は、お客様に「マンションの方がいいですよ」「戸建ての方がいいですよ」と最初から決めることはあまりしません。

その人が何を優先するのかを聞いたうえで考えます。

比較するポイント 戸建て マンション
車 複数台確保しやすい 台数・サイズに制限があることも
管理 自分で管理する範囲が広い 共用部分は管理組合で管理
ペット 比較的自由度が高い 管理規約による制限あり
立地 住宅地に多い 駅近・商業地に多い
売却 条件によって時間がかかることも 比較しやすく流通しやすい物件も多い

僕なら車が2台以上あるなら戸建てをかなり考える

僕が一つ分かりやすい基準だと思っているのが、車の台数です。

夫婦それぞれ車を持っている。子どもが大きくなればもう1台増えるかもしれない。こういう家庭なら、戸建てはかなり相性がいいです。

マンションでも2台分の駐車場を確保できる物件はありますが、必ずしも同じ敷地内で2台取れるとは限りません。

しかも機械式駐車場なら、車種や高さ・幅に制限がある場合もあります。

戸建てで2台、3台駐車できる土地が取れるなら、日常生活はかなり楽になります。

戸建ては自由度が高い。大型犬や庭が欲しい人にも向いている

戸建ての良さは、やはり自由度です。

大型犬を飼いたい、庭で子どもを遊ばせたい、家庭菜園をしたい、物置を置きたい。こういう暮らしをしたい人には戸建てが合いやすいです。

マンションでは、ペット可であっても犬の大きさや頭数に制限があることがあります。

一方、戸建てならそういった管理規約による制約は基本的にありません。

音についても、上下階や隣戸への音をマンションほど気にしなくていいケースが多いです。子どもが走る音をずっと気にするのが嫌だという家庭なら、戸建てはかなり楽だと思います。

ただし戸建ての庭は、最初は良くても後から大変になる

庭付きの戸建てを見ると、やっぱりいいなと思います。

僕も庭がある家は好きです。ただ、実際に住み始めると管理は必要です。

夏場は草がかなり伸びます。最初は芝生や木を楽しんでいたけれど、だんだん手入れが大変になって、途中で砂利を入れたり、植えていた木を切ったりする人もいます。

特に年齢を重ねると、草むしりや剪定がかなり大変になります。

庭は「あるだけでメリット」ではありません。
庭をどう使いたいのか、誰が管理するのかまで考えて買った方がいいです。

マンションの大きなメリットは「建物全体をみんなで管理する」こと

マンションを買うと、購入するのは基本的に専有部分だけではありません。廊下、エレベーター、外壁、屋根などの共用部分についても、区分所有者全員で維持管理していきます。

そのため、毎月管理費や修繕積立金を支払います。

「住宅ローン以外にも毎月お金がかかるから嫌だ」と思う人もいますが、これは単純に損という話ではありません。

戸建てでも外壁、屋根、防水、給湯器などの修繕はいつか必要になります。ただ、戸建てでは基本的に自分で準備します。

マンションは、建物全体の大規模修繕などに向けて、区分所有者みんなで修繕積立金を積み立てていく仕組みです。

マンションは災害に強い?これは物件ごとに見る

マンション、特に鉄筋コンクリート造の建物は、戸建てと比べて地震や水害の影響を受けにくいケースがあります。

たとえば上層階なら、浸水被害を直接受けにくいというメリットがあります。

ただし、「マンションなら水害も地震も大丈夫」と考えるのは危険です。

建築年代、耐震基準、地盤、ハザードマップ、立地などによって違います。マンションでも地下設備や受変電設備が浸水すれば、エレベーターや給水などに影響が出る可能性があります。

ここは建物種別だけではなく、物件ごとに確認した方がいいです。

マンションは立地が良いことが多い。でも「静か」とは限らない

マンションの強みの一つは立地です。

駅前や商業地など、戸建てを建てにくい場所でもマンションなら供給されています。

車をあまり使わない、通勤を楽にしたい、買い物や飲食店が近い方がいいという人には便利です。

ただし、便利な場所だから静かとは限りません。

大通り沿い、繁華街の近く、線路沿いなどに建っていることもあります。

昼に内覧したときは気にならなくても、夜になると人や車が多い場所もあります。

立地の良さと住環境は別で考えた方がいいです。

「眺望がいいから買う」は少し注意した方がいい

マンションの高層階で、窓からの景色がすごくいい。

これはマンションならではの魅力です。

ただし、その眺望がずっと保証されるとは限りません。

今は目の前が駐車場や低い建物でも、将来そこにマンションが建つ可能性があります。

僕なら、眺望をかなり重視して購入する場合は、周辺の用途地域や建築できる建物の規模も確認します。

「今見えている景色」だけではなく、「将来何が建てられる場所なのか」まで見るということです。

広いバルコニーがある=BBQできる、ではない

これもマンションでたまにあります。

「このバルコニー広いからBBQできますね」と思うかもしれません。

でも、マンションのバルコニーは専用使用部分であっても共用部分として扱われるのが一般的です。

火気使用やBBQを管理規約で禁止しているマンションも多いので、広いから自由に使えるとは限りません。

バルコニー、ペット、楽器、リフォームなど、マンションは管理規約を確認することがかなり大事です。

マンションは将来売りやすい物件も多い

僕がマンションのメリットとして感じるのが、再販しやすさです。

もちろん全部のマンションが売りやすいわけではありません。

ただ、駅距離、築年数、広さ、階数などで比較しやすく、同じマンション内の過去の成約事例も確認しやすいです。

立地の良いマンションは、中古でも一定の需要があることがあります。

近年、新築マンション価格が上がっている中で、中古マンションを選ぶ人も増えています。

「一生住むから売却は考えなくていい」という人もいますが、転勤、離婚、家族構成の変化、介護など、将来何があるかは分かりません。

僕は購入時に、少しは出口も考えておいた方がいいと思っています。

ただしマンションは管理費・修繕積立金の上昇にも注意

マンションで注意してほしいのが、管理費と修繕積立金です。

特に戸数が少ないマンションでは、一戸あたりの負担が大きくなりやすいケースがあります。

築年数が進み、修繕費が増えてくると、修繕積立金が値上げされることもあります。

購入時点の金額だけを見て、「住宅ローン+管理費+修繕積立金でこの金額なら大丈夫」と判断しない方がいいです。

長期修繕計画、現在の修繕積立金残高、今後の値上げ予定、大規模修繕の実施状況なども確認しておきたいところです。

戸建てはマンションより売りにくいこともある。でも中古住宅を買う人は増えている

戸建ては、マンションに比べると再販が難しいケースがあります。

土地の形、接道、建物の状態、築年数、駐車場、エリアなど、物件ごとの差が大きいからです。

特に建物が古くなると、「建物にいくら価値があるのか」が分かりづらくなることもあります。

ただ、昔に比べると中古住宅を買ってリフォーム・リノベーションする人も増えています。

なので「戸建ては売れない」と決めつける必要はありません。

重要なのは、購入するときから土地の価値や接道、周辺環境など、将来売るときにも評価される条件を見ておくことです。

マンションは賃貸に出しやすいこともある。ただし住宅ローンには注意

マンションは駅近や利便性の高い場所に建っていることが多いため、物件によっては戸建てより賃貸需要を取りやすいケースがあります。

「将来転勤になったら貸せばいい」と考える人もいます。

ただ、ここは注意してください。

住宅ローンを返済中の物件を、勝手に賃貸へ出していいとは限りません。

一般的な住宅ローンは、自分や家族が住むことを前提にした商品です。転勤などの事情で賃貸に出したい場合でも、まず借入先の金融機関へ確認してください。

無断で賃貸へ切り替えるのは避けた方がいいです。

結局、戸建てとマンションどっちがいい?

僕なら、こんな感じで考えます。

こんな人 候補
車を2台以上持っている 戸建て
大型犬を飼いたい 戸建て
庭が欲しい 戸建て
駅近・利便性を重視 マンション
建物管理の手間を減らしたい マンション
将来の売却・賃貸も考えたい 立地の良いマンションも有力

ただ、これはあくまで僕の考え方です。

車2台あってもマンションが好きな人もいますし、車を持っていなくても戸建てが好きな人もいます。

最後は、どっちが得かだけではなく、どんな暮らしをしたいのかで決めるのがいいと思います。

物件を見る前に「自分は何を優先するか」を決める

戸建てかマンションかで迷っているとき、いきなり両方を10件ずつ見ても、なかなか決まりません。

まずは、車、立地、広さ、管理、ペット、庭、将来の売却など、自分たちが何を大切にしたいのか整理してみてください。

その条件を聞いたうえで、「それなら戸建ての方が探しやすい」「この条件ならマンションも見た方がいい」と整理するのが、不動産エージェントの仕事だと思っています。

戸建てかマンションか迷っている方へ

Revoでは、物件を紹介する前に、予算・エリア・家族構成・車・将来の暮らしまで聞きながら、どんな住まいが合うのか一緒に整理しています。

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