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BLOG 不動産研修 賃貸実務 安川 亮介

2025/03/22

【賃貸営業】「内覧してから決めたい」と言われたら、僕が最初に伝えていること

こんにちは、Revoの安川です。

今回は、賃貸物件を探しているお客様に、僕が最初に必ずお伝えしていることについて話します。

この話を最初にしておかないと、なかなかいい物件にたどり着けないことがあります。賃貸営業をしている不動産エージェントの方にも参考になると思いますし、これから部屋探しをする方にも知っておいてほしい内容です。

福岡市内では「内覧できない物件」がかなり多い

お客様からよく言われるのが、

「実際に部屋を見てから決めたいんですけど」

という話です。

もちろん、その気持ちは分かります。僕も見られるなら絶対に見た方がいいと思っています。

ただ、僕が福岡市内で賃貸営業をしている感覚では、人気のある物件は退去前に申込みが入って決まるケースがかなり多いです。

だから僕は、物件を探し始める最初の段階で、この話をします。

「見られるようになってから考えます」と待っていると、その頃には別の人から申込みが入っていることがあるからです。

なぜ退去前から募集されるのか

賃貸物件は、入居者から退去予定が管理会社に伝わると、実際に部屋が空く前から次の募集が始まることがあります。

管理会社が募集情報を出して、それを不動産会社がSUUMOやat homeなどのポータルサイトへ掲載していきます。

すると、まだ前の入居者が住んでいて室内を見られない状態でも、

「この場所ならいい」
「この家賃ならいい」
「この間取りなら申し込みたい」

という人が出てきます。

その結果、退去前に次の申込みが入るわけです。

「内覧できる物件だけ」で探すと選択肢が減る

ここは、お客様に最初に理解してもらった方がいいと思っています。

もちろん、内覧できる物件が悪いわけではありません。

ただ、「今すぐ中を見られる物件だけ」という条件で探すと、選べる物件がかなり減ることがあります。

特に福岡で、

  • 地下鉄空港線沿線
  • 築浅
  • 人気の1LDK
  • 条件のいいマンション

といったところを狙うと、退去前に申込みが入るケースもかなりあります。

だから、「見てから決める」という条件を絶対にすると、そもそも人気物件が候補に入らないことがあります。

僕はよく「嵐のライブチケット」と同じだと説明する

お客様には、こういう例えをすることがあります。

「嵐のコンサートって、当日行ってからチケット買えないですよね?」

人気があるものは、発売されたらすぐ動かないと取れません。

大谷翔平選手が出る試合のチケットだって同じです。

当日現地に行って、

「ちょっと中見せてもらって、面白そうだったら買います」

なんてできないですよね(笑)。

賃貸物件も、人気のあるものについては似たところがあります。

もちろん家とチケットは違います。でも、人気があるものほど、待っていれば残っているとは限らないという意味では、お客様にもイメージしてもらいやすいです。

ただし、内覧できるなら僕は絶対に見せます

ここは大前提です。

僕は「内覧なんてしなくていい」と言っているわけではありません。

見られるなら、絶対に見た方がいいです。

僕も中を見せられる物件なら見せます。

写真では分からないことがありますし、実際の明るさや音、匂い、共用部、周辺環境なども現地に行かないと分かりません。

ただ、現実として人気物件では「見られるようになるまで待つ」という選択肢が取れないことがあります。

だから、その裏側を最初にきちんと説明しておくことが大事だと思っています。

内覧できないときは、別の判断材料を使う

では、実際に室内を見られない場合はどうするのか。

今は判断材料もかなり増えています。

過去の室内写真、間取り図、パノラマ画像、360°画像などがあります。

また、福岡にはシリーズ展開されている物件もあります。

たとえば、

  • エンクレスト
  • グランフォーレ
  • レガリスト
  • グランティック

などです。

シリーズによっては、共通するデザインや設備があります。

もちろん、棟や部屋によって間取りや仕様が違うこともあるので、「全部同じです」とは言えません。

ただ、同シリーズの別物件や過去の写真を見ることで、かなりイメージできることもあります。

iPhoneの15と16くらいの感覚で分かる場合もある

僕はここもよく例えます。

「今iPhone使っていますか? iPhone15を知っていたら、16がまったく想像できないわけじゃないですよね」

もちろん賃貸物件はiPhoneほど同じではないです(笑)。

でも、シリーズ物件なら、

「こんな内装」
「こんな設備」
「こんな雰囲気」

というのは分かることがあります。

まったく何も分からない状態で申し込むわけではなく、他の部屋や過去写真、パノラマ画像などを使って判断材料を増やしていくわけです。

コロナ以降、内覧せずに申し込むケースも増えた

コロナ禍以降、オンラインでのやり取りや申込みが進みました。

それもあって、以前より室内を実際に見ずに申し込むケースを見かけるようになったと思います。

だから営業側も、

「中を見られません」

で終わるのではなく、

「代わりにこの写真があります」
「同じシリーズの別部屋があります」
「パノラマ画像があります」

というふうに、できるだけ判断材料を出してあげる必要があります。

特に3月は本当にスピードが早い

動画を撮ったのは3月でしたが、3月の賃貸市場は本当に動きが早いです。

引っ越す人が多い時期なので、条件のいい物件はどんどん動いていきます。

こういう時期に、

「一回持ち帰ります」
「来週見に行きます」
「他の物件も全部見てから考えます」

とやっていると、その間に申込みが入ることがあります。

だから、しっかり物件を見る目を持ちながら、必要なときはスピード感を持って判断することが大事です。

賃貸営業は、物件を出す前の説明でかなり変わる

僕が今回一番伝えたいのは、ここです。

お客様から条件を聞いて、すぐ物件を何十件も出すのではなく、

「今の福岡の賃貸市場はこういう動き方をします」

「内覧できる物件だけで探すと選択肢が減ることがあります」

「見られるならもちろん見ましょう。でも、見られない人気物件もあります」

ということを、最初に共有しておく。

これだけで、その後の物件提案がかなりスムーズになります。

後から、

「え、中見れないんですか?」

となるのと、最初から市場の仕組みを理解してもらっているのとでは全然違います。

僕は、賃貸営業ではこういう最初の説明がかなり重要だと思っています。

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