CURATION
2026/09/14
アパートとマンションの違いは?家賃・防音・立地・一人暮らしで比較
アパートとマンションの違いは?実は明確な決まりはありません
「アパートとマンションって何が違うんですか?」と聞かれます。賃貸物件の募集名称には、構造や階数だけで一律に「アパート」「マンション」を分ける決まりはありません。ただし、マンション管理適正化法の「マンション」には区分所有建物を対象とした定義があります。ここでは、お部屋探しで使われる呼び方について説明します。
一般的には、木造や軽量鉄骨造の低層住宅をアパート、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)などをマンションと呼ぶことが多いです。ただ、名称だけでは判断できないので、部屋探しでは建物名より構造や設備を見る方が大事です。
マンションの方が家賃が高いのは、建物だけでなく立地も関係する
同じ広さなら、アパートよりマンションの方が家賃が高くなるケースは多いです。RC造などで建築コストがかかりやすく、オートロックやエレベーター、宅配ボックスなど共用設備が充実している物件も多いからです。
もう一つ大きいのが立地です。福岡市内を見ても、駅前や大通り沿い、商業地にはマンションが多いですよね。逆に、大通り沿いに2階建てのアパートって、そんなに見ないと思います。
マンションは土地を縦に使えるので、土地価格の高いエリアにも建てやすい。そのため、結果として駅に近い、店が多い、大通りから帰れるといった便利な場所にマンションが多くなる傾向があります。
アパートは住宅街に入った場所に多い。夜道は一度歩いた方がいい
一方でアパートは、大通りから一本、二本入った住宅街にあることが多いです。静かで落ち着いているというメリットはありますが、物件によっては駅から帰る途中の道が暗いこともあります。
一人暮らしなら、昼間の内覧だけで決めず、可能であれば一度夜に駅から物件まで歩いてみた方がいいです。昼間は何とも思わなかった道でも、夜になると「ここ結構暗いな」と感じることがあります。
建物だけでなく帰り道も物件の一部
オートロックが付いているかだけでなく、駅から物件までの明るさ、人通り、コンビニなどの位置も見ておくと安心です。
初めての一人暮らしでは「親御さんの意見」も確認しておいた方がいい
これは実際の賃貸営業であった話ですが、女性のお客様が初めての一人暮らしで物件を探していて、本人は「アパートで全然大丈夫です」と気に入ってくれたことがありました。
ところが、最後に親御さんへ話したところ「アパートじゃなくてマンションにしなさい」と言われて、結局キャンセルになったことがあります。
本人が気に入っていても、初めての一人暮らしだと親御さんが防犯面を心配して、マンションを希望することは普通にあります。学生さんや若い方で親御さんも一緒に判断する場合は、申し込み直前ではなく、最初に「アパートでも大丈夫そう?」と確認しておいた方がいいです。
最近のアパートは、昔のイメージとかなり違う
「アパート=古くて設備が少ない」というイメージを持っている方もいますが、最近はデザイナーズアパートもかなり増えています。外観も室内もおしゃれで、独立洗面台や浴室乾燥、インターネット無料、オートロックなどが付いている物件もあります。
マンションより家賃を抑えながら、内装や設備を重視できる物件もあるので、最初から「マンションだけ」で探すと、意外といい物件を逃してしまうことがあります。
最近の「階段ロフト」は、昔のはしごロフトとは結構違う
デザイナーズアパートで人気なのが、普通の階段で上がれるロフトです。昔のロフトというと、はしごを使って上るタイプを想像する方が多いと思います。
僕の感覚では、はしごタイプのロフトは築年数がある程度経った物件で見ることが多いです。毎日はしごを上り下りするのは意外と面倒なので、荷物置き場にしたり、寝るだけのスペースとして使ったりする人が多かった印象があります。
一方、最近の階段ロフトはかなり使い勝手が違います。普通に階段で上がれるので移動しやすく、天井もある程度高さを取っている物件が多いため、寝るだけではなく、デスクを置いたり趣味スペースにしたりと、居住空間の延長として使いやすくなっています。
「ロフト付きは使いにくそう」と昔のイメージだけで外さず、一度実際に見てみると印象が変わると思います。
防音性を重視するなら、マンションが候補になりやすい
音については、一般的には木造アパートよりRC造のマンションの方が有利な傾向があります。隣や上下階の生活音が気になる方なら、マンションを優先して探す理由の一つになります。
ただし、「マンションなら絶対に静か」ということではありません。壁や床の構造、隣の部屋との配置、築年数などでも変わるので、防音性だけを名称で判断するのはおすすめしません。
車中心の生活なら、アパートの方が便利なこともある
駅近で電車移動が中心ならマンションが探しやすいですが、車中心の生活ならアパートが合うこともあります。住宅街にあるアパートでは、敷地内駐車場が用意されていたり、駐車場から玄関まで近かったりする物件があります。
買い物の荷物を運ぶときも、毎回エレベーターを待たずに部屋まで行けるので意外と楽です。福岡で車をよく使う方なら、「マンションかアパートか」より駐車場を含めた生活動線で考えた方がいいと思います。敷地内の空きがない場合もあるので、福岡市で駐車場付き賃貸を探すときの確認点も参考にしてください。
アパートとマンション、結局どっちがいい?
家賃をできるだけ抑えたいならアパート、駅近や防音、防犯設備を重視するならマンションが候補になりやすいです。ただ、最近は設備のいいデザイナーズアパートもありますし、逆に築年数の経ったマンションなら設備がシンプルなこともあります。
なので僕は、部屋探しの最初から「絶対マンション」「アパートは除外」と決めすぎなくてもいいと思っています。
| 重視すること | 候補になりやすい物件 |
|---|---|
| 家賃を抑えたい | アパート |
| 駅近・便利な立地 | マンション |
| 防音・防犯設備 | マンションを中心に比較 |
| デザイン・ロフト | デザイナーズアパートも候補 |
| 車中心の生活 | 駐車場付きアパートも候補 |
名前より「自分の生活に合っているか」で選ぶ
アパートとマンションにはそれぞれ特徴がありますが、結局一番大事なのは、自分の生活に合っているかです。マンションだから良い、アパートだから悪い、というものではありません。
立地、家賃、構造、設備、駐車場、駅からの帰り道まで含めて比較すると、自分に合う物件が見つけやすくなります。特に最近のアパートは昔とかなり変わっているので、条件が合うならマンションと一緒に見比べてみてください。
福岡で賃貸物件をお探しの方へ
アパートとマンション、どちらが自分に合うか分からない段階でも大丈夫です。家賃・立地・生活スタイルを聞きながら、一緒に物件を探します。
