CURATION
2026/10/02
不動産エージェントとは?仕事内容・収入・会社員との違いをRevo代表が解説
こんにちは。Revo代表の安川亮介です。
「不動産エージェントって、普通の不動産営業と何が違うんですか?」「未経験でもできますか?」「固定給はありますか?」。面談をしていると、こういった質問をよくいただきます。
不動産エージェントという言葉自体は少しずつ知られるようになってきましたが、実際の仕事内容や会社員との違い、収入の考え方、どんな人が向いているのかまで理解されている方は、まだそれほど多くありません。
この記事では、不動産エージェントとはどんな働き方なのかを、良いところだけではなく、僕が実際に多くのエージェントを見てきて感じている大変な部分まで含めてお伝えします。
不動産エージェントは「自由に働ける仕事」というより、自分自身で不動産の仕事をつくっていく働き方です。自由がある分、会社員とは違う責任もあります。
不動産エージェントとは?自分で仕事をつくる働き方
不動産エージェントという言葉は、会社によって少し意味が違います。Revoでいう不動産エージェントは、会社員として雇用されるのではなく、Revoに所属しながら自分自身でお客様をつくり、不動産仲介を自分のビジネスとして行う働き方です。
完全に一人で宅建業を開業するわけではありません。不動産会社として必要な仕組みやサポートを利用しながら、自分で営業し、自分でお客様との関係をつくり、自分の売上をつくっていきます。
僕はよく、「会社に所属しているけれど、感覚としては社長1年目だと思った方がいい」と話しています。
「会社員を辞めてエージェントになれば、今までより働かなくてよくなる」と思わない方がいいです。むしろ最初は、自分のビジネスをつくるわけですから、会社員時代以上に考えたり、動いたりする時期があって当然だと思っています。
一般的な不動産営業と不動産エージェントの違い
一般的な不動産会社では、会社が広告費を使ってSUUMOなどのポータルサイトから反響を取り、そのお客様を営業担当者に割り振る形が多いと思います。営業マンは、その反響に対応して契約につなげていきます。
一方、不動産エージェントは、基本的に自分でお客様をつくっていきます。紹介、コミュニティ、SNS、過去の知り合い、自分の得意分野などを使いながら、自己集客をしていく必要があります。
| 項目 | 一般的な会社員営業 | 不動産エージェント |
|---|---|---|
| 固定給 | ありの場合が多い | 原則なし |
| 集客 | 会社から反響をもらうことが多い | 自分でお客様をつくる |
| 働く時間 | 会社の勤務ルールによる | 自分で組み立てる |
| 営業方法 | 会社の方針に沿う | 自分で考えてつくる |
| 責任 | 会社や上司の管理がある | 自分で管理し、自分で動く |
ここは、不動産営業経験者でも意外と最初につまずく部分です。会社員として不動産営業を何年経験していても、ずっと会社から反響をもらってきた人は、エージェントとしては「自己集客未経験」ということがあります。
ポータルサイトに物件を掲載して反響を待つ。同業者を回る。そういった営業だけに慣れていると、自分の身近な人から紹介をもらったり、SNSで自分を知ってもらったり、コミュニティの中で信頼をつくったりする営業がなかなかできません。
不動産経験があることと、自分で不動産ビジネスをつくれることは、同じではないと思っています。
不動産エージェントの仕事内容は想像以上に多い
不動産エージェントの仕事は、不動産仲介が中心です。住宅の購入、売却、賃貸、土地、投資用不動産、事業用不動産など、エージェントによって扱う分野は違います。
ただ、実際に始めてみると、多くの未経験者が「思っていたより実務が難しい」と感じます。
不動産は、想像しているよりはるかに覚えることが多い仕事です。物件調査、契約、重要事項説明、住宅ローン、登記、税金、査定、建築、法令、売買の流れなど、一つの取引を進めるだけでも幅広い知識が必要になります。
ここを「まあ、こんなもんだろう」と軽く考えて、一人で全部やろうとすると痛い目を見ます。お客様にとって不動産は非常に大きな取引ですから、分からないまま自己判断で進めていい仕事ではありません。
だからRevoでは、研修をたくさん用意するだけではなく、未経験者が一人で取引を進めないように「マイスター制度」を設けています。
マイスター制度
経験の浅いエージェントが案件を担当する際に、経験のあるエージェントと一緒に取引を進める仕組みです。一人で分かったつもりになって進めるのではなく、実際の案件を通して仕事を覚えていきます。
不動産は、研修動画を見ただけですべて分かる仕事ではありません。勉強して、実際の案件を経験して、分からないことを聞いて、また次の案件で活かす。その繰り返しで実務力がついていきます。
固定給はない。だから始める前に生活コストを見直した方がいい
Revoの不動産エージェントには、会社員のような固定給はありません。売上が発生したときに、契約条件に応じた報酬を受け取る働き方です。
そのため、活動を始めたからといって、翌月から必ず売上が出るわけではありません。ここは始める前に、かなり現実的に考えた方がいいと思っています。
僕は面談でも、「生活費は間違いなく落とした方がいい」と話します。
毎月50万円かかる人と、20万円で生活できる人では、必要な準備資金が全く違います。実家に住める人であれば、無理に一人暮らしを始める必要もありません。見栄のために固定費を増やすより、挑戦を長く続けられる環境をつくる方が大事です。
僕自身も起業するときは、お酒をやめました。車はもらいものを使い、家賃がかからないように親が持っていたアパートに住みました。そうやって毎月出ていくお金をできるだけ減らしたから、起業にチャレンジできた部分があります。
必要な金額は人によって違いますが、僕個人としては、最低でも3〜6か月分程度の生活費は準備しておいた方がいいと思っています。それに加えて、できるだけ固定費を下げて、まずは1年間活動を続けられる状態をつくることが大切です。
1年続けると、自分がどこから仕事を取れるのか、どんな営業方法が合っているのか、どんな分野が得意なのかが少しずつ見えてきます。
不動産エージェントは「自由」だけど、自由と責任は表裏一体
面談では、「自由に働けるんですよね?」と聞かれることがあります。もちろん自由はあります。ただ、僕はいつも、「自由と責任は表裏一体です」と話しています。
会社員の営業マンでも、数字が上がっていなければ自由はありません。結果を出すようになると、ある程度仕事の自由度は増えます。でも、その分ノルマが増えたり、期待される数字が大きくなったりします。
さらに役職が上がれば、自由度は上がるかもしれませんが、その分だけ責任も大きくなります。経営者も同じです。人を雇って仕組み化すれば自由な時間は増えるかもしれませんが、従業員や会社に対して背負う責任は大きくなります。
不動産エージェントも同じで、自由だけを切り取って考えない方がいいです。
誰かが管理してくれないからこそ、自分の中に上司を持たないといけません。
今日は何をするのか。誰に連絡するのか。何を勉強するのか。どの仕事をいつまでに終わらせるのか。誰かに言われなくても、自分で自分を律する必要があります。
言い方を変えると、ある程度「セルフブラック」になれるくらい、自分で自分を動かせる人でないと、最初はなかなか結果が出ないと思います。
伸びる人は、派手な人より「淡々と続けられる人」
これまで多くの不動産エージェントを見てきましたが、伸びる人には共通点があります。
まず、ハードワークできることです。先ほども書きましたが、「会社員を辞めたら、今までより働かなくてよくなる」と考えない方がいいです。自分のビジネスを立ち上げるわけですから、最初は社長1年目と同じです。
そして、僕が特に大事だと思っているのが、淡々と続けられることです。
不動産エージェントは、短距離走ではなく長距離走だと思っています。最初だけ一気に動いて、すぐに結果が出ないと落ち込んだり、感情的になってやめてしまったりする人より、毎日やるべきことを積み重ねられる人の方が強いです。
もう一つは、素直さです。最初から自分のオリジナルだけで走ろうとすると、かなり難しいです。経験している人の意見を聞いて、まずやってみる。分からないことを聞く。そこから自分なりのやり方をつくる人の方が伸びます。
そして、不動産の知識以上に、人間力は大きいと思っています。
誠実で、エネルギッシュで、コミュニケーション能力が高い。「なんかこの人、魅力的だな」「この人に相談したいな」と思われる人は強いです。不動産は、最終的には人と人との仕事だからです。
僕が思う、伸びやすい人
ハードワークできる。感情に左右されず淡々と続けられる。人の意見を素直に聞ける。そして、不動産知識だけではなく「この人に頼みたい」と思われる人間力がある。このあたりはかなり大きいと思っています。
未経験でも平等にチャンスはある
「不動産経験がないと難しいですよね?」と聞かれることもありますが、Revoでは異業種からスタートしたエージェントも多くいます。
例えば、不動産経験も営業経験もなく、宅建も持っていない状態で40代からRevoに入り、現在まで3年以上活動を続けている男性エージェントもいます。
また、シングルマザーで、もともとは全く異業種のカフェオーナーだった女性がチャレンジした例もあります。元ホストなど、夜の世界から不動産エージェントに挑戦した人もいます。
前職が何だったか、何歳から始めたかだけで決まる仕事ではありません。
もちろん、未経験であれば勉強しなければいけませんし、営業経験がなければ人と話すことや集客も覚えなければいけません。でも、最初の経歴だけでチャンスが決まる仕事ではないと思っています。
不動産エージェントには、平等にチャンスがあります。
宅建がなくても始められるが、実務は一人で覚えない
Revoでは、宅建士資格を持っていなくても不動産エージェントとして活動を始めることは可能です。ただし、不動産取引の中には宅建士でなければ行えない業務があります。
僕は、宅建がないからスタートできないとは思っていません。ただ、これから長く不動産を仕事にするのであれば、取得を目指した方がいいと思っています。
一方で、宅建を持っているから不動産営業ができるわけでもありません。資格試験で学ぶ知識と、実際のお客様から相談を受け、物件を調べ、交渉し、契約から決済まで進める実務は別です。
Revoでは、研修はすべて自由参加です。強制ではありませんが、売買、賃貸、住宅ローン、税金、不動産投資、営業、集客など、さまざまなテーマで学べる環境を用意しています。
動画や記事などの学習コンテンツも数多くありますが、僕が一番大事だと思っているのは、やはりマイスター制度です。知識をインプットするだけではなく、実際の案件を経験者と一緒に進めることで実務を覚えていきます。
また、Revoには相談チャットがあります。誰かが案件について質問すると、経験のある人が回答し、そのやり取りを他のエージェントも見ることができます。
一人の質問が、その人だけの学びで終わらない。みんなが同じ相談と回答を見ることで、他のエージェントも学べる。この仕組みは、Revoの強みの一つだと思っています。
なぜ僕が不動産エージェントという働き方を続けているのか
最後に、なぜ僕がこの不動産エージェントという働き方を続けているのかを書きます。
僕は、働く人が前向きに仕事をしている社会の方がいいと思っています。そして、今の日本に一番足りないものの一つが、そこなんじゃないかと思っています。
固定給をもらって、「会社に言われたからやる」「上司に言われたから営業する」という働き方は、少なくとも不動産営業とはあまり相性がよくないと僕は思っています。
不動産は、お客様によって相談内容も違えば、物件も違います。人生で何度もない大きな取引を任される仕事です。それを「やらされ仕事」でやるより、自分自身のビジネスとして本気で向き合う方が、働く本人も前向きになれると思っています。
そして、それは最終的にお客様のためにもなると思っています。
自分でお客様をつくり、自分の名前で仕事をして、自分の責任で信頼を積み重ねる。もちろん大変です。でも、その分、自分が成長したことも、築いた人脈も、お客様との関係も、自分自身に残っていきます。
だから僕は、不動産エージェントという働き方には価値があると思っています。
福岡で不動産エージェントという働き方に興味がある方へ
不動産エージェントは、「自由そうだから」「会社員より楽そうだから」という理由だけで始めると、かなり厳しい仕事だと思います。
固定給はありません。自分で営業し、自分で勉強し、自分で仕事をつくらなければいけません。会社員よりハードワークになる時期もあります。
でも、自分の名前で仕事をしたい。自分の営業力や人脈を、自分自身のビジネスとして積み上げたい。不動産を本気で学びたい。そう思っている人にとっては、とても面白い働き方です。
Revoでは、福岡・北九州を中心に不動産エージェントを募集しています。今すぐ所属を決める必要はありません。
「自分にもできるのか」「未経験でも大丈夫なのか」「生活費をどれくらい準備すればいいのか」「実際の報酬や費用を知りたい」。そういった段階でも大丈夫です。
良いところだけではなく、大変な部分も含めて個別面談でお話ししています。
不動産エージェントという働き方について、まずは話を聞いてみませんか?
未経験の方、不動産営業経験者、将来独立を考えている方など、それぞれの状況に合わせてお話しします。
